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新入生の入部後の活動について(機械班編)


気が付けば11月ですね。もう北見ではいつ雪が降ってもおかしくない時期になりました。これからの時期はなかなか厳しい環境になりますが、スノースポーツの楽しめる時期でもあります。スノースポーツに限らず、この時期の北見だからこそ楽しめるモノを見つけられるといいですよね。

 

さて、今年は誰も入ってくれないのではと危惧していた新入部員ですが全体では8人の入部がありました。7人が新入生で、更にそのうちの3人が機械班へ入ることになりました。男性が1人、女性が2人です。

 

まだ入部をしようか迷っていて、このブログを偶然覗きに来る人がいるという可能性にかけて、今回は機械班に入部後の活動について説明したいと思います。


入部~2か月

機械班では新入生の入部後、まず最初に設計講習と加工講習という2種類の講習を行います。

 

設計講習ではロボットの機構を設計するために使用する3DCADソフトの使い方、CAMやCAEの使い方について講習を行います。全7回程で1回1時間半から2時間、ペースとしては週1~2回で行っていきます。

加工講習はロボットの機構を製作するために使用する工作機械の使い方について学びます。加工講習は設計講習の合間、終了後に全2回程で1回1時間半から2時間で行います。

 

講習を受ける新入生の予定に合わせ曜日制で予定を組みますので、バイトや他サークル、空けておきたい日は自由に開けていただいて大丈夫です。

 


2か月~4か月

2種類の講習が終わった後、数回に分けて機構講習を行います。

 

機構講習では、ロボコンで多用される機構、機械部品についての説明を行います。設計講習と同じように曜日制を引き継いでも構いませんが、休みの日などで一気に機構講習の日を設けることもできます。

 

機構講習が終わったら、またはその合間に実際に設計を行っていただきます。4月や5月入部だと簡単な部品の模倣設計を終えたのち、9月のロボットトライアスロンという大会に向けての設計になるのですが、今年は来年のNHK学生ロボコン2021に向けて簡単な補助具の設計を行っていただきます。

 

補助具自体はそこまで重いタスクではないので、活動再開後フィールド製作なども共に行っていく予定です。ここまでくると進捗確認や相談のために時間を設けることはありますが、基本は自由な時間に作業を行っていく形になります。加工はコロナの影響で作業場の使用制限があるため気が向くままとはいきませんが、設計は個人PCさえあれば自宅で作業可能です。

 

ちなみに、これはNHK学生ロボコン2021に向けた活動になるので、他に部でしたい事があればそちらを個人で行うことも可能です。

 


4か月以降

入部から4か月後です。

4月か5月入部だとロボットトライアスロンという大会も終わり、後期が始まるあたりでしょうか。今年で11月入部だと3月頃ですね。この時期になると、その年に目指すロボコンに向けた設計製作が主な活動になっていきます。

 

4月か5月入部の場合、ロボットの機構の試作設計や補助具の設計を行い実際に製作までを行っていく流れになります。

今年だと2か月~4か月の欄でも書いた補助具をさらに改良していくか、補助機構の設計製作や先輩の加工の手伝いをやる流れになると思います。

 

その後はロボコンの本選まで作って壊しての繰り返しになります。何度も何度も失敗しながら、より良いモノを作る期間ですね。そうしている間に1年が終わります。

 

2年生になればより主体で活動を行っていく形になります。ここまでくると自分で好きに学び好きに動くことになるので、あまり書くことはないですね…。

 


以上が新入生の入部からの流れになります。もちろんこの間に電装班に変えたいという要望があれば、所属班を変更することも可能です。あるいはどちらの講習も受けたいという人もいるでしょう。ロボコンに多くの時間をさけて、教える側の人の予定と会えばそれも可能だと思います。

 

ロボコンの活動は趣味色が強いです。好きな人はとことんやるし、他にもやりたいことがある人はそこそこにバランスをとって活動しています。活動が肌に合わなければやめるのも自由です。興味が少しでもあれば勇気をもってコンタクトをとって下さい。疑問点が残らないよう誠心誠意お話しします。

 


機械班班長 野口